「電力コストがかかるぞ!」

「電力コストがかかるぞ!」 
「企業が海外に逃げるぞ!」 
地球温暖化!」 

残念ながらこれらの心配は起きません。 

まず電力コスト。 
そもそも原発は安い電力ではありません。 
前提として、日本の電気代はコストがかかればかかるほど、高く設定できるので、電力会社は元々電気代を下げようという努力はしてこなかったし、する必要もなかったのです。
311のあと電気代が上がったのも、ちょうどその時東電は銀行への多額の借り入れを行ったためで、これを勝手に推進派が原発止まったせいだと言い張っただけの話です。 

ウラン採掘も限りがありますので、価格が高騰する場合もあります。 
また都心よりも遠くに発電所があるので、間を中継するいくつもの変電所、配線、高圧鉄塔などの維持管理、人件費、固定資産税、そういったコストもバカになりません。 
また、放射性物質の漏出を抑えるため、発電所内の配管も通常の物は使えず、高いものを使います。その保守管理も、人が長時間居られないところまで行わないといけないので、非常に多くの人件費が必要です。 
また、場所によっては高圧線の下に住宅地が立てられないなどの、土地のムダが生じるのでこのデッドスペースも、距離があればあるほど問題です。 
つまり、原発は二次的なコストがかかるのです。