ヤマカガシは日本一の猛毒蛇

ハブよりまむしより強い毒性を持つヤマカガシ。
でも攻撃性はない、おとなしい蛇なのでいじめない限り噛まれない。
突然木の上から落ちてくるハブとはわけが違います。
赤と黒のまだら状のうろこが特徴、一度見ると覚えるから
ネットサイトなんかで見ておくといいかも。
噛まれてもあまり痛くないし傷も大きくは腫れないけど、
「溶血毒」といわれる通り、噛まれて1日くらいで出血が止まらなくなる。
体内で血球が破壊されてまっとうな血液がなくなってしまう。
臓器に酸素を運んでくれる赤血球が血管内からいなくなれば
全身の血液がいっぺんになくなるのと同じ、多臓器不全を起こす。
単に「血液がなくなる」のでなく「破壊される」から
破壊された血液の残骸が腎臓に詰まって腎不全を起こす。
輸血しながら人工透析をし、血液凝固因子を投与し、
呼吸もあやしくなるはずだから呼吸器をつけ、
いろんなバイキンが入りやすいので抗生物質を投与し、
あとは神様に「どうかお助けください」とお祈りするくらいしかできない。