小さな精神世界

 今回来宅して以来一週間、
プリンちゃんはお散歩で一度も泣かなかった。
のべ12時間以上歩いてだ。

これはとんでもない大記録。

残念ながら昨日はぼくの転倒でギャン泣きさせてしまったけど、
今日はどうかな?

今日はベビーカーで1時間40分歩いてたけど、
まぁ、よく泣いた。
ニッコリもしてくれなかった。
そういう日もあるよね。

お寺に眠る母に昨日のお礼を言いに行って、
初めてプリンちゃんの元気な泣き声を聞かせてあげよう。

でも、お寺の門をくぐるときに大泣きしてたプリンちゃん
納骨所の前に来たらピタリと泣き止んだ。

納骨所を後にした途端、
また大泣きし始めた。

まだ8か月にもならない幼子だけど、
何かを感じたのかな?

昨日は母がプリンちゃんを守ってくれた、とか、
今日はプリンちゃんが納骨所の前で何かを感じた、とか、
そういうのってとっても情緒的な解釈だけど、
別にいいよね?

ぼくは宗教が好きじゃない。

それは節理だとか教義だとか、
いろんなものを人に押し付けるからだ。
何かが絶対視されるからだ。

でも、母が守ってくれたとか、
プリンちゃんが何かを感じたとか、
そんなことを勝手に思ってる分には何も問題はない。

それでちょっとばかり心地よくなるだけの話なんだから。