ぼくも年寄り

とあるアンケートによると、
自分の運転に不安を感じない人の割合は
70歳以上、75歳以上が1位と2位なのだそうだ。

そら事故も起こるわ。

90歳を超えて、
年寄り扱いされるのはイヤだと思う人も多いらしい。

年寄りやろ!

他の国は知らないけど、
どうもこの国の年寄りたちは、
何か勘違いをしているように思えてならない。

でも、
それってお年寄りばかりを責めるわけにもいかない気がする。

その背景にあるのは、
年寄りを尊重せず、
加齢をネガティブにとらえる価値観なんじゃないかな?

何かにつけてアンチエイジング

とにかく若ければいい。
今のこの国で、
歳をとることは悪なのだ。

そんなによくないことなら誰だって、
できればそうはなりたくないよねぇ。


これはあくまでぼくの僅かな体験に基づくものでしかないけど、
沖縄のお年寄りって、
いい歳をとってるなと思う人が多い。

そして沖縄では、
くそ生意気盛りのハイティーンたちでも、
結構お年寄りに一目置いてる気がする。

歳をとること、
年寄りであること、
それが正当に評価される社会なら、
お年寄りも無理して若者面しなくていいんじゃないかなぁ?

みんなが加齢を当然のこととして受け止め、
お年寄りの価値をちゃんと受け止めたら、
お年寄りだって安らかにお年寄りライフを送り、
ちゃんと成仏できるんじゃないだろうかね?


でも、この国では年寄りは邪魔者扱いされ、
一方で乳幼児は迷惑がられる。

何かがおかしくなってないか?


ふと、こんな言葉を思い出した。

子ども叱るな来た道じゃ。
年寄り笑うな行く道じゃ。