私がひとりで観たい訳

もう一週間経つのか。
『東京2/3』の後、母飲み会に行った。今回は集合が早かったので、二次会からの参加。
話の流れでお芝居のパンフを見せたりしていたが、ひとりで観てきたと言うとちょっと驚かれた。

そうですね、美術展でもコンサートでも、誘われて行くのは別として、自分が行きたいのものはひとりがいいかな。
好きな作品は自分の好きなだけ、心ゆくまで立ち止まって観たいもの。連れがいると気を遣う。
コンサートやライブも、その興味の度合いが私と同程度の人であれば、一緒に行って楽しいかもしれないけど、過去にがっかりしたことが何度もあってさ。
まあ、そこまでは言わなかったけど。

連れが寝ていたとかは、まあいい気はしないがよくあることだ。
(吹奏楽のコンサートでも寝られるってすごいね)
昔むかし、うっかり好きなバンドのライブに行く話をしたら自分も行きたいと言うから、嫌な予感がしつつも一緒に行ったが、ライブ自体はとても楽しかったのに、帰りの食事中にムスッとして演者のことをああだこうだ、挙げ句自分はああいうのは嫌いとまで言われたことがある。
自分から行きたいって言ったのに…。
たぶんその人の人間性の問題なんだけど(自分の守備範囲外のものに私が心を寄せていることが許せなかったようだ)、それ以来、何か観るのに人を誘うことはほとんどない。好みもあるだろうし。

好きなものを批判されるのは、自分の一部を否定されているようなもの。何より表現者に失礼だ。
そういうのに触れるくらいなら、ひとりで観た方が絶対いい。
周囲に同好の士がいないからの話なので、いたら、また違うんだろうな。


そんな感じだけど、今度娘と一緒にバベルの塔展に行くつもり。
新聞で絵を見た娘が興味を示したからで、そういうのは大歓迎だ。タラ夫にも会いたい。


ちなみにその飲み会の時、リアルで初めて長谷川朝晴のことに言及したら、「好きそうな感じ」と言われた。私の好みわかってくれるかい?
幼稚園の母だとちょっと下なので、ジョビジョバと言っても知らない人もいるだろうなあ。