早生まれ

 ぼくは3月26日生まれである。
何ならプレゼントをいただくのにやぶさかではないが、
そういう話ではなく、
早生まれは辛いという話である。

小学校からずっとクラスの「末っ子」で、
同じクラスに「年下」がいたことは1度しかない。

幼稚園や小学校低学年の頃は、
周囲についていけなかったなぁ。

そのことが性格形成に影響したことは明らかである。
あんまりいいように作用したとは思えない。

早生まれでよかったことと言えば、
大学受験のとき、
一浪してもみんなと同い年だと気楽だったことくらい。

あんまりいい思い出はないんだよね。

ところで、
プリンちゃんがつかまり立ちするようになった。
歯もうっすら生えて来た。

5月生まれだから決して早い方ではないんだろうけど、
あの生まれたての頃と比べたら
めくるめく成長を遂げている。

3月末までにはさらに成長していくだろう。

でも考えてみたら、
この時点でぼくはまだ生まれてもいないのだ。

つまりプリンちゃん
まだ生まれてもいない子と同級生になるんだよね。

プリンちゃんの9か月を見ていたら改めて、
この差は大きいよなぁ。

まぁ、何月で区切ったって同じことは起こるし、
早生まれでもちゃんとした人間に育った人もいるんだけど、
三つ子の魂百までという言葉もある。

早生まれの子が不利益をこうむらないような手立て、
誰か賢い人、考えてあげて!